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料理

魚の唇が美味しいかどうか確かめてみた

投稿日:2012年7月26日 更新日:

先月、Googleニュースをつらつらと見ていると、とある記事に目が留まりました。

デイリーポータルZに投稿されていた記事なのですが、

「魚の唇が美味しいって本当?」

という魅惑的なタイトルがつけられており、

幼い頃に父から聞いた話だが、
「魚の一番美味しい箇所は目の下。次が唇」
なのだそうだ。

目の下はなんとなく分かるが、唇となると理解が及ばない。本当だろうか。

と話が続いていくのです。

そして、アジの唇から始まり、鯛、金目鯛の唇の実食と続く、とても魅力的なレポートで、

こ、これはためしてガットンせねば!と思わずにはいられませんでした。

デイリーポータルZ:魚の唇が美味しいって本当?
http://portal.nifty.com/kiji/120616156044_1.htm

それから、ず~っと魚の唇を食べる機会を狙っていたのですが、

先日、ついにその時が訪れました!

仕入れた物はこれです、これ。


真鯛のお頭(100円)

真鯛のお頭(半分にかち割られた物)が100円って、お頭って結構お買い得なんですね。

お頭以外に、申し訳程度に、背骨の部分が2切れほど入っていましたが、

こちらはお味噌汁のだしに使ってみました。

丁寧にあくを取ってお味噌汁にしたら、これが美味しい!

煮干だしより鯛で取っただしのほうが美味しいんですね~。

ちょっと得した気分です。

話が少し逸れてしまいましたが、真鯛のお頭に話しを戻します。

お頭は、やっぱり煮付けがいいかなと思いまして、

真鯛のお頭を鍋に入れ、

酒、しょうゆ、みりんを各大さじ2、それから砂糖小さじ2、水ひたひた、しょうがスライス少々を加えます。

あとは水から真鯛のお頭を10分弱煮ればあっという間にできあがり!

なかなか美味しそうに煮上がりました。


真鯛のお頭をグツグツ煮込み中(写真には写ってませんが、煮てる時は落し蓋をしていました)


真鯛のお頭の煮付け

さて、今回は何といっても「唇」がメインディッシュ!?です。

まず、唇をはずしてみます。


真鯛の唇

お箸でつまんで持ち上げると、結構、簡単にはずれます。

ただ、唇をはずしてしまうと、その下に隠れていた歯が出てきて、ちょっと怖いです。

意外と立派な歯をお持ちなのですね、真鯛さんって。

真鯛の唇と言えどもあまり大きくはないので、しっかり味わってみます。

目の下の次に美味しいと言い張る!?魚の唇、

ゆっくりかみ締めてみると…。

うん、確かに、わらび餅っぽい味がします。

でも、これ、生暖かいんですよ。

生暖かいわらび餅って、美味しい…んでしょうか?

生暖かいわらび餅って、美味しいんでしょうかったら!!!

ちなみに、私、わらび餅は大好きです。

冷蔵庫でキュンと冷やして食べるのが好きです。

この辺りで、ためしてガッテンの、山瀬まみの「美味しい~」に騙された感が、

ふつふつと沸いてきました(笑)。

ええ、山瀬まみの美味しい~に、かつて何度も騙されていますが何か?

わかっています、彼女はそれがお仕事なのです。わかっていますとも!

それにしても、このデイリーポータルZの著者さん、

美味しそうに思わせる文章力、ありすぎです。

山瀬まみよりも一枚上手です。

魚の唇が、思ったほどには美味しくなかったことに気落ちしつつ、

真鯛のお頭の食べる部位はまだ沢山残っていますので、

これを食べ進めることにしました。

お父さん曰く、1番美味しいという目の下。

もはやまったく信じられませんが(笑)、

目の下が美味しいというのは良く聞く話ではありますので、

丁寧に目の下の皮をめくってみました。


真鯛のお頭の目の下

目の下の身が白日の下のさらされた真鯛さん…、怖すぎです(笑)。

何ですか、このエイリアンは。

唇をはずしてしまった相乗効果で、完全にモンスター状態です。

気を取り直しまして。真鯛の目の下の身を頂きます。

ん? これ、普通に美味しゅうございます~。

その後も、後頭部、エラの後ろと、真鯛の身を求めて、

お頭のあらゆる部位を大解体。解体工事です。

真鯛のお頭の身は、どれもとっても美味しゅうございました~。

これが100円って、超お買い得かもしれません。

結局のところ。

身も蓋もない話ですが、

魚の唇より、普通に身のほうが美味しいという結論に達しました(笑)。

魚の唇は不味いという訳ではないのですが、とりたてて美味しい訳でもなく、

食べても食べなくてもいい部位ですね、これは。

目の下の身が美味しいということが普及したことと、

唇が美味しいということが普及しなかったこと。

これは、素直に美味しさの差だったのだろうと、

今となっては思います。

それにしても…。

人間って、何でも食べているものですね。

先人達のバイタリティに感心しつつ、

魚の唇はそれほど美味しいものではなかった、

ということで、レポートは以上です。







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