さて、今回は含アルミニウム泉(明礬泉)を作ってみようと思います。
材料はこちら。
フジショクの焼みょうばん
某有名スーパーチェーンのマックスバリュでは、1袋40g入りが105円にて売られています。
療養泉の含アルミニウム泉(明礬泉)の定義をみると、こう書かれています。
温泉水1kg中に含有成分が1000mg以上あり、陰イオンとして硫酸イオン、陽イオンとしてアルミニウムイオンを100mg以上含有する温泉。
水1Lに1g以上入れなさい、というのは単純なのですが、
アルミニウムイオン100mg以上というのが曲者です。
アルミニウムイオン100mg以上にするには、焼みょうばんをどのくらい入れればいいのでしょう?
そこでGoogle先生を使って調べてみると。
焼みょうばんなるものは、純度100%ならアルミニウムを10.45%含む、らしいです。
実際に売られている物は純度が100%を少し下回るみたいですが、
もろもろ端数を取り除いて単純化すると、
焼みょうばん1gあたりアルミニウムは100mg含まれている計算になるようです。
結局のところ、遠回りした挙句、
水1Lに焼みょうばん1g以上入れなさい、で済む結果になりました。
我が家のお風呂は140Lなので、焼みょうばんの必要量は140g…。
ちょっと中途半端なので、1袋40gのフジショク焼みょうばんを3袋入れてみることにしました。
とりあえず、意味もなく3袋並べてみます。
焼みょうばん3連隊
ガンダムに出てくるドムを思い出してしまったのは私だけでしょうか。
そうですか、私だけでしたか…。
1袋105円する焼みょうばんを、豪勢に3袋もお風呂に投入します。
合計315円。
ちょ、ちょっとお高くないですか。
ドブお風呂に投入するのを若干ためらいつつ、
えいやっと投入します。
そしたら…
投入前のお風呂
投入後のお風呂
えっ、溶けへんの?
生まれも育ちもコテコテの関東人な私ですが、
思わず関西弁でお風呂につっこんでしまいました。
315円もドブお風呂に捨てたのに、まさかの溶けませんオチですか?
まさかの溶けませんオチなのですかぁ?
皆様、ご安心ください。
ぶつぶつ文句を言いながらお風呂に入っていたら、
10分ほどで綺麗に溶けてくれました。
焼みょうばんがすべて溶けたお風呂
何だかちょっと、いい感じです。
少し青っぽい乳白色のにごり湯になるのです。
温泉っぽくないですか?
これって、温泉っぽくないですか?
匂いも、水道水の塩素臭が取れて無臭になっていました。
湯ざわりは、さらっとしているのですが、
肌に少しベトつきます。少しというより、結構ベトつき感があります。
これが、人によっては不愉快かもしれません。
私には、315円というコストのほうがもっと不愉快ですが…。
おっと、話が逸れました。
湯上がりは、あまりポカポカ感は感じられませんでした。
という訳で、含アルミニウム泉(明礬泉)の作り方については以上です。
本日のまとめ「含アルミニウム泉(明礬泉)の作り方」
・材料
焼みょうばん
・レシピ
・湯船にお湯を張る
・お湯のリットル数と同じグラム数、焼みょうばんをお風呂に投入
(お湯200Lなら、焼みょうばん200gを入れる)
・お風呂に入る以上
※お風呂の種類によっては、お風呂を傷める可能性があるかもしれません。
その辺りは各自、ご自分でご確認のうえ、自己責任にてお試しください。