温泉を非科学する、タムラ(嘘)です。
さて、私、タムラ(嘘)は、比較的、温泉場に近い場所に住んではいるのですが、
こう寒いと、バイクしか移動手段を持っていない私には、
せっかく温泉につかって体を温めても、バイクで家に帰ってくるまでに凍えてしまう、という、
なんとも宝の持ち腐れ状態です。
そんな訳で、横着な私は、自宅で温泉作ればいいじゃん!
と、安易に思った訳であります、はい。
で、早速、調べてみました。
温泉には、いくつか定義があるのですが、
その中に「療養泉」という、体に効きますよ~と国が定めた基準があるのです。
どうせ作るなら、体にいいに越したことはありません。
療養泉の基準に適う温泉を、自作してみることにしました。
「療養泉」
鉱泉分析法指針では、治療の目的に供しうる鉱泉を特に療養泉と定義し、特定された八つの物質について更に規定している。
泉源の温度が摂氏25度以上であるか、温泉1kg中に以下のいずれかの成分が規定以上含まれているかすると、鉱泉分析法指針における療養泉を名乗ることができる。
溶存物総量(ガス性のものを除く) – 1000mg
遊離二酸化炭素 – 1000mg
Cu2+ – 1mg
総鉄イオン(Fe2++Fe3+) – 20mg
Al3+ – 100mg
H+ – 1mg
総硫黄([HS-,S2O3–,H2Sに対応するもの)- 2mg
Rd – 111Bqさらに療養泉は溶存物質の成分と量により以下のように分類される。
1.塩類泉 – 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg以上
2.単純温泉 – 溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg未満かつ湯温が摂氏25度以上
3.特殊成分を含む療養泉 – 特殊成分を一定の値以上に含むもの「温泉の種類」
療養泉はその含有成分によって分類がなされる。またその名称も掲示用泉質名、旧泉質名、新泉質名など3種類存在する。以下は掲示用泉質名の分類である。温泉の種類は泉質についても参照のこと。なお、各泉質に記載の効能はあくまで目安で、効果を万人に保証するものではないことに注意する必要がある。
・単純温泉
鉱物分・ガス分の含有量が少ない温泉(温泉1kg中に1g未満)。刺激が少なく肌にやさしい。無色透明で無味無臭。
・塩類泉
溶存物質量(ガス性物質を除く)を1g/kg以上含有しているもの。温度不問。
・二酸化炭素泉
温泉水1kg中に遊離炭酸1g以上を含む温泉。
・炭酸水素塩泉
アルカリ性の湯。重曹泉、重炭酸土類泉に分類される。
・塩化物泉
温泉水1kg中の含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が塩素イオンの温泉。
・硫酸塩泉
硫酸塩が含まれる。苦味のある味。芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれる。温泉入浴を禁じられている人以外にはこれといった弊害のない無難な泉質である。
特殊成分を含む療養泉
特殊成分を一定の値以上に含むもの。温度は不問。
・含鉄泉
温泉水1kg中に総鉄イオンを20mg以上含む温泉。水中の鉄分が空気に触れて酸化するため、茶褐色を呈する。
・含アルミニウム泉
アルミニウムを主成分とする温泉。旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉など。
・含銅-鉄泉
銅及び鉄を含む温泉。水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は黄色である。含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある。
・硫黄泉
温泉水1kg中に総硫黄を2mg以上含む温泉。白濁して卵の腐ったような臭いがある。
・酸性泉
多量の水素イオンを含有する温泉。多くの場合、遊離した硫酸・塩酸などの形で含まれる。刺激が強く、殺菌効果が高い。
・放射能泉
温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー(111ベクレル)以上含む温泉。これらが放つ放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、免疫細胞を活性化させるので、むしろ体に良いのではないかと考えられている。
(Wikipedia「温泉」より)
さて、この中から、自分でも、簡単に作れそうなものを探さねばなりません。
硫黄なんか、そう簡単に手に入る訳がありません。
大体、家の中をあの卵くさい臭いに占領されたらいち大事です。はい、没。
放射能も、簡単に手に入る訳がありません。
今ならどこでも簡単に手に入るじゃん、という、笑えない冗談もありますが…orz。
関東地方に住んでいる人間としては、本当に笑えないので却下です。
というか、そもそもラドンじゃないですし。
例の関東地方に散らばっているものは。
話が逸れてしまいました。
上記の中から簡単に作れそうなものとして、
とりあえず3つほどピックアップしてみました。
・塩化物泉
・炭酸水素塩泉(重曹泉)
・含アルミニウム泉(明礬泉)
塩化物泉…。ええ、そうです。塩です、塩。塩をお風呂にぶち込めば良いのです。
炭酸水素塩泉…。旧名の重曹泉をみれば一目瞭然。そうです、重曹です、重曹。
お掃除に大活躍の、あの重曹です。重曹をお風呂にぶち込めば良いのです。
含アルミニウム泉…。このままだと何が何だかわかりません。
アルミをヤスリで削って入れるの?とか思っちゃう人もいるとか、いないとか。
…
はい、いませんね。ごめんなさい。
これも旧名をみれば一目瞭然ですね。明礬泉です。
そうです、ミョウバンです、ミョウバン。なすの色落ちを防ぐために使ったりする、あのミョウバンです。
(焼き)ミョウバンをお風呂にぶち込めば良いのです。
もしかしたら他にも身近な材料で簡単に作れる温泉があるかもしれませんが、
とりあえず、温泉を非科学するタムラ(嘘)としては、
この3つの温泉の作り方を紹介していこうと思います。