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温泉

自宅で温泉を作ろう!塩化物泉編

投稿日:2012年1月18日 更新日:

温泉を非科学する、タムラ(嘘)です。

しつこいですか、そうですか。

早速ですが、今日は、温泉を作っちゃいます、はい。

今日作っちゃうのは、何と、塩化物泉です。

「塩化物泉」って書くと、何だか格好良いですね~。

材料はこちら。


味の素 瀬戸のほんじお

ええ、塩です。塩ですが何か?

だって、塩化物泉って塩風呂だもの、しょうがないじゃない。

かの有名な相田みつを先生だって、塩だもの、って言っておられます。

ごめんなさい、嘘つきました。

冗談はさておいて。

コストのことだけを考えれば食塩なのですが。

今回セレクトした材料は、ちょっぴりリッチに国産原料、しかも天然塩です。

まあ、あれです。

純粋な食塩って、体に悪いって聞くじゃないですか。

そんな訳で、口にするのが悪いなら、お肌から吸収されるのも悪かろう、と。

安直に考えて、天然塩にしてみました。

ちなみに、我が家では、料理用のお塩もこれです、はい。

国産天然塩ながら、某有名スーパーチェーンのマックスバリュにて1kg258円と、

意外とお手ごろ価格なのが魅力です。

それではレシピをご紹介します。

療養泉の塩化物泉を満たす条件は、

温泉水1kg中の含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が塩素イオンの温泉。

でしたよね?

水は1Lが1kgですから、つまり、お風呂1Lにつき塩を1g以上入れれば良い、ということです。

ちなみに化学を忘れちゃったあなたのために、ちょっとだけ補足します。

塩素とは化学記号Clのことです。

塩の化学記号は、NaCl。

直訳すると、ナトリウム(Na)塩素(Cl)。

通常は順番を逆さにして塩化ナトリウムと呼ばれます。

水に溶けるとNaとClが分離して、Clは塩素イオンとなる、という訳です。

えっ、さっぱりわかりませんって?

まあ、いいです。次いきましょ、次。

お風呂の水1Lあたり1gの塩を入れればいいのですから、

次に必要なデータは、お風呂が何Lかです。

私の家はハイテクなので、

給湯器に何リットルお湯を出すか、設定できます。

ハイテクって言葉自体が古いですか、そうですか。

ちなみにエコを目指している我が家は、わずかに140Lです。

ええ、エコはエコでも、

エコロジーじゃなくてエコノミー(経済=節約)ですが…。

別名エゴロジー、ですね。

エゴロジーの何が悪い!ぷん、ぷん!

って、逆切れしちゃ駄目ですね。

結局は節水になっているのですから、大目に生暖かい目で見ていただければ幸いです。

普通の家のお風呂は何Lなのでしょうか。

200Lくらいでしょうか?

Google先生でヒットしたサイトには、180Lと書かれていました。

自分ちのお風呂のリットル数がわからない人は、この辺りを目安にしてみてください。

さて、お湯が140Lの場合、必要な塩の量は、

そうです、140gですよね。

さて今度は、その塩140gをどう量るか、ですが。

お料理してる人などは、計量カップに適当に塩を入れてみて、

重さを量って…と繰り返せば、だいたいの目安がわかるようになります。

ちなみに、うちの場合は、こんな感じです。


塩だいたい140g

計量カップは200mlではなく、お米用の170mlなので、その点、ちょっとご注意を。

量りがなくて量れません!という方は、

ちょっと便利帳
http://www.benricho.org/doryoko_cup_spoon/conv.html

で、塩○gが何カップに相当するか計算して、

それを参考にしてみてください。

では、実践です。

塩140gをお風呂にドボーン…。

ああ、ちなみに、塩140gは約36円です。

そうです、たった今、私は36円をドブに捨てたのです。

まあ、ドブじゃなくてお風呂ですけれども。


塩を投入したお風呂

入ってみると、湯ざわりから違っててびっくりしました。

何がどう違うと聞かれると、言葉では何とも説明しづらいですが…。

匂いは、いつも通りの、水道のカルキ臭がします。

色は、まったく変わっていません。

最大の変化は、お風呂から出た後。

体がポカポカ温まってます!

温泉に入った時のようなポカポカさです。

寒い冬にはちょうど良いです。

さすが、療養泉。

療養泉の基準は伊達じゃありません。

おっと、言い忘れるところでした。

塩は、金属を錆びさせます。

ですので、お風呂の種類によっては、

塩化物泉を作ると、お風呂を傷める可能性があります。

頻繁に塩化物泉を作る場合には、

お風呂が傷まないか、よく確認してから行うようにしてください。

という訳で、塩化物泉の作り方については以上です。

本日のまとめ「塩化物泉の作り方」

・材料

 塩(天然塩のほうが何となく喜ばしい…気がする)

・レシピ

 ・湯船にお湯を張る
 ・お湯のリットル数と同じグラム数、塩をお風呂に投入
  (お湯200Lなら、塩200gを入れる)
 ・お風呂に入る

以上

※お風呂の種類によっては、塩分がお風呂を傷める可能性があります。
 その辺りは各自、ご自分でご確認のうえ、自己責任にてお試しください。

ちなみに、海の水。そうです、海水です。

海水って、塩分濃度が実は3%もあるのです。

今回の自作塩化物泉は、1g/1000gですから、わずかに0.1%。

雲泥の差です。

ということは?

そうです、海水を沸かすと、それはつまりはとっても濃い~塩化物泉なのです。







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